無痛分娩のメリット・デメリットを麻酔科医に聞いてみた
2018年9月に麻酔科医に聞いた硬膜外麻酔を用いた無痛分娩のメモです。
無痛分娩に興味のある方は参考程度にご覧ください。
無痛分娩による事故について
無痛分娩による重大事故は、産婦人科医が麻酔科医を兼ねていることにより発生している。麻酔科医・助産師・産婦人科医のチーム体制では発生しない。麻酔による副作用は硬膜外麻酔を行う手術であれば起こるものであり、無痛分娩が特別というものではない。なお副作用は麻酔が切れれば解消される立ちくらみ・頭痛のみであり、赤ちゃんへの影響はない。
■無痛分娩は初産の妊婦さんにはオススメしない
陣痛の痛みを和らげるため、いきみにくく、普通分娩より帝王切開になりやすいのは事実。また陣痛の痛みを知らないため、患者の苦痛に合わせて麻酔を投与した場合、投与し過ぎてしまうことにより副作用が起きやすい(立ちくらみ)
■計画無痛分娩は初産の妊婦さんにはオススメしない
そもそも予定日を超過することが多い初産は誘発剤が効きにくく、陣痛が起きるまで時間がかかり入院長引きやすい(一度退院してもらったケースまである)■普通分娩で挑み、どうしても痛みに耐えられない時に麻酔投与がおススメ。ただし、投与後すぐに分娩が完了し、妊婦さんの満足度が低くなるかも?
経産婦さんには無痛分娩がオススメ
計画通りになりやすい。陣痛のMAXの痛みを知っているため妊婦さんの満足度も高い。産後の復帰が早いため第一子の面倒を見なければいけない経産婦さんには理想的。
体重管理は気を付けて
分娩時に背骨がどこにあるのか分からないくらい太られるとお断りしちゃうので、無痛を希望するなら体重管理も合わせてよろしくね☆とのことでした。
長女の時は祝日のため自然分娩で挑んだ私。今回も平日のみ対応ということで、計画無痛分娩を予定しています。計画日までおなかにいてねー!